先日の発表で2012年の自動車生産台数が200万台を超え、
2017年には300万台を目指すとばかりに、華やかなお話が続く、
タイ経済ですが、2013年不動産の値動きはどうなっていくのでしょうか?
非常に気になっているところです。
今年もバンコク、チョンブリ、パタヤを中心に色々な物件を見て回りましたが、
プレビルド物件では大概、
売り出し後1ヶ月で完売、
残りわずか!2ユニットONLY!
見たいな感じで非常に活況を呈しておりました。
しかし、経済も活況ですので、不動産市場も盛り上がるのは当然の帰結かと
思うのですが、やはり2013年以降、どのような推移を見せるのかは
気になるところですよね。
特に自動車に関していうと、はじめて車を買う人限定ですが、
約10万バーツの特別減税がありましたので、
その効果で押し上げたところもあり、2013年にはその法律も失効してしまうので、
この勢いが衰えるのではというのが、大概の予想ではあります。
で、専門家はどう見ているかというと、
平均4%-8%程度値上がりしていくであろう
http://www.pattayapropertynews.com/?article=84
そんな風に述べています。
ですが、この値上がりというのは経済がどうのというのではなく、
建設に関わるマンパワーの不足に関わる事ということです。
昨今のタイの人手不足はかなり深刻です。
建設現場や工場の単純重労働などではもともと担い手が見つかり難かった中、
ミャンマー、カンボジア、ラオスなどの出稼ぎ労働者に頼っていた面が
強かったのですが、彼らも本国の経済成長が著しく、
本国での仕事も豊富にあるといった状況の中、
異国の地タイで頑張る事もないとばかりに帰国ラッシュが続いている状態なのです。
ということで、労務コストが上がり、
あわせて建設コストが上がるという事なのですね。
人手が足りないため、工期の遅延なども心配されるところですね。
2013年1月よりタイ全土で最低賃金が一律300バーツに改定されますが、
これも物価を押し上げる要因で、建設コストから見た値上がり、
プラス不動産マーケットの値上がりも見込まれています。
実態経済から余りにも乖離したバブル的値上がりは、
タイではあまり見られていませんが、こういった実態に連動した
緩やかで安定した推移をしてくれると
僕達個人投資家にも非常にありがたいのですが、
さてさてどうなる事でしょう。
やはりきちんとトレンドを掴みつつも、
最後は足で耳で目で、しっかりと確認をして、
実態の価値に見合った適正価格で購入していきたいものですね。
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