新プロジェクトが相次いでセールスローンチしている2015年。
その中でも一際積極的なプロモーション戦略をとっているプロジェクトがこの
PLUS Condominium だと思います。
3ヶ月前頃よりロードサイド広告を見かけるようになり、プレゼンターとして起用されているのが、タイの有名人気女優のPancake Khemanit さんである事もあって、あっという間にシラチャの有名プロジェクトになった感があります。
やはり有名女優を広告塔にすると、投資家やコンドを探している人以外の一般の方々へも認知度は高まりますね。
僕の中でもすっかり、「Pancakeさんのプロジェクト。」という事で、おなじみになってしまいました。
(実は僕自身、彼女のファンであったりするものですから、、、。)
この広告戦略のおかげで、(もちろんそれだけではありませんが、、、。)
販売から3日間で、約4割、200ユニットの成約を獲得したというのですから、素晴らしいものです。
広告戦略も見事な事ながら、その他2点ほど、特にセールスプロモーションに関して、勉強になる点がありましたので、シェアさせていただきます。
例によってプロジェクトの紹介や良し悪しについてはここでは述べませんので、その点は是非現地に足を運んで自らの目で確認していただければと思います。
1点目は冒頭にも挙げた通りで、「有名人のプレゼンター起用」と目立つ場所への大量広告設置です。
これによって地元の一般の方々まで、一気に、Plus Condominiumnの知名度を高める事に成功しました。
一般的にこういったコンドミニアムの販売というものは、地味なものだと僕は考えています。
上流の情報は関係者や富裕層の中でまずやりとりされ、少しして地元のエージェントや個人投資家に降りてきて、その後、地味に専門雑誌やロードサイド広告を出して、一般の方への認知を図るという流れですから、そういう意味で、この戦略は非常に効果を発揮したと思います。
また、あまりこういった広告戦略をとるデベロッパーがいない、シラチャという街という事も、そのインパクトを大きくした原因とも言えると思います。
バンコクならば、また違った結果となっていたでしょう。
賑わっているセールスオフィス。
2点目は、1点目とも重複する部分がありますが、「目立つ場所へセールスオフィスの設置」ですね。
実際にプロジェクトが建設される場所と、セールスオフィスの場所は異なっていまして、セールスオフィスの場所はまさにシラチャのど真ん中、スクンビッド通りにも面しているという最高の立地であるため、僕自身も当初、「本当にここに建つのかな?」なんて勘違いをしたほどでした。
建設中のセールスオフィスの写真ですが、場所はロビンソンからほど近いPacific Parkの裏手になります。
セールスが公式に開始されるまでは、建設予定地も明かされる事なく、顧客の興味を引きつける事ができたため、これも非常によい影響をもたらしたと思います。
実際の建設地に関しては、賛否両論あるかと思いますが、アサンプション付属学校、イオンモールなども比較的近く、昨今開発が進んできているエリアですので、将来性はあるのではと思います。
こういった洒落た応接室でビデオとはいえ、プレゼンテーションを聞くとワクワク度も増すというものです。
注)モデルルームではありません。(セールスオフィス内応接室)
以上、Plus Condominiumのプロモーション戦略についての記事となりましたが、そのプロジェクトを購入する、しないに関わらず、このように、それぞれのデベロッパーの様々な戦略やそのプロジェクトに込められた無数の仕掛けを想像して読み解いていく事で、さらに深く不動産の世界の魅力に触れる事ができると思っています。
まだ他にも新規プロジェクトは出てきていますので、こういった視点でもまたシェアしていければと思います。
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