夏休み真っ只中という事で、
シラチャ、パタヤ視察に訪れる方も多く、お蔭様で毎日忙しく過ごしております。
タイ不動産を取り扱っている数ある業者さんの中から、
こうしてお声をかけていただけるということは本当に嬉しい事ですね。
この時期はタイよりも日本の方が暑いため、
「タイは涼しいですね!」
なんておっしゃる方も多いですが、
雨季ですし、どんよりした日もありますから、
日本からお越しになられるとそう感じられるかもしれませんね。
さて、今日は
「プレビルド投資は本当に儲かるのか?」
そんな事について触れてみたいと思います。
最初に結論から言いますが、
「うまくやれば儲かると思います。」
実に曖昧な返答ですが、
実際にそうだと思うので、そのように書かせて頂きました。
僕のサイトの読者の方は、
僕がいつも正反対のこと、
つまり、
街の発展と共に、成長していきましょう!
といっているため、
それに共感してくださっている方が殆どだと思いますから、
こういったプレビルドで数軒仕込んで、
完成前に転売して利鞘を得ようというお考えの方は少ないと思うのですが、
それでもやはりこういったお話というのはよく聞こえてくるため、
自分の考えを今一度書いておこうと思います。
僕自身も現在所有する全ての物件をプレビルドで購入して
賃貸に出し、賃貸収入を得ていますし、
転売市場でも、購入時よりもそれなりに値を上げていて、
今売ればキャピタルゲインを得ることが出来るポジションにいるのですが、
実際問題、これを狙っていたかというとかなり疑問な所があり、
特にキャピタルの部分について考えてみると、
かなり運に左右されるのではないかと思っています。
運がよかったと思うようにしています。
決して自分に投資の才があるとは思っていません。(笑)
上記の写真はJomtianに建設中の「SevenSeas」。
本文の内容とは一切関係ありませんので。
供給が極端に少なく、
市場においても、需要が供給を大きく上回っていた時代は、
そこの差をついて、プレビルド投資で大きく稼ぐ事が出来たかもしれません。
しかしながら、今のパタヤのように、
見るからに建設ラッシュで、もの凄い勢いで供給が進んでいる地域において、
如何に立地がよく、ラグジュアリーなプロジェクトであっても、
そこが2倍3倍の値をつけるかというと、かなり疑問だと思うのです。
実際にそういった大成功しているプロジェクトもあります。
The Palm やWater Frontなどはその一例ではありますが、
よほどの一等地の唯一無比なプロジェクトでない限りは
こういった派手な値動きをするのはかなり厳しいのではないかと思います。
パタヤICONとなるであろう、「Palm」。
ここは最初に買われていた人はかなりのキャピタルゲインを得られたことでしょう。
紆余曲折あったプロジェクトですから、あくまで過ぎてみてはじめて分かることではありますが。
川上のインサイダー情報を入手できる人や、
プロジェクトを作る側の人々、
そして、非常に安く買える大口投資家の方ならば別ですが、
僕達のような一般投資家がそのようなお宝情報を掴むことは難しく、
やはり地道に足で情報収集を行い、
出口の見えるプロジェクトへ適正価格で投資を行うことになると思うのです。
しかしながら、巷では
「プレビルド投資は儲かる!」
的な情報が飛び交っており、
先行き不安な気持ちになってきているのは僕一人だけではないと思います。
「プレビルド投資が儲かる」
ではなくて、
「様々な面から検証して良質なプレビルドプロジェクトの良いユニットは、将来的に価値を増していく条件が揃っている。」
そんな感じで考えて、長期的視野で検討することが大事だと思います。
そういったユニットには、住みたいというお客様が付きますし、
そんなユニットだからこそ、他の投資家の方に販売が出来るというものです。
不動産は決して安い買い物ではありませんから、
後悔しないためにも、よくよくご検討していただければと思います。
少しばかり高くとも、実物を見ながら検討できる、
完成間際物件をご検討されるのも、
供給が増えているパタヤでは有効な方法ではと感じます。
何かのご参考になれば幸いです。
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