日系企業の進出が相次ぎ活況のタイ経済。
その中でも景気のけん引役でもある自動車産業の一大集積地である東部イースタンシーボードエリアのベッドタウンであるシラチャの街も相変わらず活気付いています。
先日、あるタイ人から嫁のところに
「日本人向けに貸し出せるお部屋で売り物件がないか?」
という問い合わせがあり、調度いいタイミングでいい物件がありましたので、彼らと会って色々お話していたのですが、彼らと会ってみてちょっとビックリしました。
同じ事を書きますが、ほんとに会ってみてビックリ!
というのも、物件見学に来たのは、
「まだ学生なのでは?」
って感じの若いカップルだったんです。
いやいや超お金持ちのボンボンかと思えばそんな感じでもなく、まあ、そこそこ裕福な家の子達には違いないけれども、親に頼らずにこつこつと投資をして資産を増やしていきたいと語っていて、なんとも先の事をよく考えている立派なカップルだと、妙に感心してしまいました!
なんだか時代が変わってしまった気分です。
今の日本において23,24歳くらいの学校を出て働き始めたばかりの子が、いきなり7-800万円もする投資をするでしょうか?
少なくとも僕の時代にはそんな事をしている人は皆無でした。
もちろんローンを組んでの投資になりますが、それにしてもかなり思い切っているといわざるを得ず、そのあたり、やはり社会、経済の勢いを感じざるを得ません!
しかも彼らはちょっと飛んでいて、彼のほうはすでにプレビルドを3軒契約してしまって、キャッシュフローが厳しいので、今回は彼女の名義で購入をしたいというではないですか!
かなり面白い発想をする子達です!
といった感じで、彼らと話をし、物件を案内して、現在から中期的な話をざっとしたところ、大変気に入ってくれて、即購入を決定!
翌日に銀行と与信について打ち合わせがあるので、問題がなかったら、契約をしますといって、次々に話を進めていくその行動力に、彼らの将来性を感じました。
僕ら夫婦も初めて自宅を買ったのが、僕が27歳、彼女が23歳の時。
同時に自家用車も買ったので、当時嫁には6-700万円位の借金をさせていましたが、(タイでは土地付き戸建ては外国人名義では買えないので。)、それをも超えるペースで大きな買い物をしている彼らはなかなか見込みがあります。
(今はもう両方とも完済しています!*念のため。)
話はとんとん拍子に進み、翌日、銀行の事前審査も問題なさそうという事になり、無事に契約ということになりました!
めでたし、めでたし!
終始穏やかな雰囲気の中、契約を進めていきます。
真ん中の彼女が今回の購入者ですが、色々細かい質問もしてきて、やはりタイ人の女性はしっかりしているなぁと言う印象です。
契約が決まったということもめでたいのですが、こうして若き投資家の彼らと知り合いになれたこと、そして、また、現オーナー夫婦も30歳そこそこと若く、彼らとの繫がりが出来た事は大変喜ばしい事でした。
現オーナーからも喜んでもらえ、そして物件を購入する若い彼らからも、
「よい物件を紹介してくれてありがとう!」
と感謝され、そして、
「すぐに入居者付けできると思うから、任せて!」
とちょっと大人ぶって話をすると、更に喜んでくれて、本当に感謝でいっぱいの取引となり、まさにWINWINとなりました!
とまあ、いい事尽くめの取引となったわけですが、この空気、この勢い、この躍動感みたいなものを感じられた事で、この街、この国はこれから発展していくのだろうなぁという確信を得られたような気がします。
伸びている国はやはりこうでなくてはなりませんね!
是非、ブログを見ていただいてる読者の皆さんも、タイに、バンコクにそしてシラチャ、パタヤにお越しになられて、この勢いを肌で感じてみてください!
そしてその気持ちを持って物事を眺めたならば、どこにいても、よいものが目に付くようになり、面白いアイデアも浮かびやすくなるのではないでしょうか?
はっきりいって僕ら夫婦も全くの素人から不動産投資や仲介、タイビジネス進出のサポートを始めたわけですが、この空気感の中で生きているからこそ、自然と色んなアイデアが浮かんでくるのだと思っています。
むしろ、知らない事が多いから、無知だから、余計な事を考えないで行動できると言えるのかもしれません。
大学卒業してすぐに出てきて、社会の事を何にも分からぬまま、訳も分からずタイ社会に飛び込んでしまった僕らの感性も先ほどの彼らに近いんだと思います。
だからこそ、なんだか懐かしい、ほほえましい感覚になったのだと思います。
何はともあれ、充実の一日を終え、また明日から頑張る力となったのでした!
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