掲題のタイで始まった固定資産税の導入の運用開始について、先日以下の記事でご紹介しました。
今回は実際に固定資産税支払いをした折の流れを簡単にご紹介致します。
タイに不動産をお持ちのオーナーにとって参考になれば嬉しいです。
今回の事例は以下の4例です。
それぞれ地域や支払いの通知書の有無で支払い手続き方法が異なりますので、それぞれのケースについて紹介致します。
①バンコク郊外(サムローン地区)のコンドミニアム *通知書あり
コンドミニアムのポストへ通知書が届いていたケース。
地域差があるようですが、バンコクの物件の場合は、テッサバーン(行政区役所)で支払うことも、クルンタイ銀行窓口で支払うケースと2種類の方法があります。
通知書内に銀行で支払い用用紙が同封されていますので、そちらを窓口で手渡し、支払います。
私の場合、バンコクの物件の支払いをチョンブリ県の銀行支店で行ったためか、10バーツの手数料がかかりました。
こちらクルンタイ銀行窓口で支払う形が一番シンプルで時間も節約でき、便利かと思います。
*通知書が届いていること、クルンタイ銀行支払用の用紙が同封されていることが条件
②バンプラ地区(シラチャ北側エリア)のコンドミニアム *通知書あり
通知書を持ってバンプラの町役場へ行きます。
地図は以下の通りです。バンプラリザーバーの周回道路上にありますので比較的わかりやすいです。
入り口に付きましたら用紙を見せて、パーシーティディン(直訳で土地税)と告げると、話が通じると思います。
窓口で用紙を渡して10分程度待ちます。
このような領収書を受け取って完了となります。
③シラチャ中心部コンドミニアムと土地と土地付き戸建て住宅
(スラサック(Surasak)管轄) *通知書なし
下記スラサック郡役場のロケーションです。
バイパス側からピントン1工業団地のメインゲート前の道を真っ直ぐ進んでいくと右手側に見えてきます。
昨日の役所の様子ですが、対応セクションはかなり混み合っておりました。
タイ人の不動産オーナーさんの間でも本件ホットな話題となっているように感じます。
実際に通知書が来ていない件や、タイ全国に散らばって不動産を所有しているが、それぞれに管轄が異なるために煩雑で困っているなどの声が聞こえてきました。
まず通知書が来ていない旨を告げると、対象物件の検索から始まります。
対象物件及び税額が判明した上で、支払いに進んでいきます。
混み合っていることもあり、支払いまで含めてもかなりの時間がかかることが予想されます。(2件の支払いで約2時間弱かかりました。)
システム構築が進んでいないこと、始めての試みため必要なデータベース化がうまくできていないのでは思われます。
支払い時にも手動で名前を打ち込み、入力情報の確認を一つ一つ時間をかけて行っておりましたので、今後の改善が期待されるところです。
来年以降オンライン化、アプリでの支払いができるようになると、納税者にとっても役所の事務員にとっても便利になりますしね。
以上、タイの固定資産税の納入に関する現状に関してのシェアでした。
ご参考になりましたら幸いです。
前述のとおり、各地域によって手続きは若干異なるかと思いますので、正確な情報、詳細はご自身の物件のエリアを管轄するテッサーバーン、オーボートーなどの管轄所にご確認下さいませ。
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