
街を歩けば、
ロシア人、
コンドミニアムのコマーシャルボードと
建設現場にぶつかると言っても過言ではないパタヤの街。
視察者やサイトからのお問い合わせなどから、
「パタヤのコンドは供給過剰なのでは?」
そんなことをよく質問受けるのですが、
これはなかなか答えづらい質問であったりします。
こういった質問に答える前提条件として、
「時間軸をどこにおくか?」
そこによって答えの内容が異なってくるからです。
実際、
ここ1−2年の間に
1万数千ものユニットが市場に供給されると言われていて、
更に今後数年で数万ものユニット供給があると推測されるわけですが、
それだけ見ると、
やはり供給過剰であるというふうに見えなくもないのです。
建設ラッシュのジョムティアン2NDロード。
但し、成長している街において、
現段階での需要と、将来の需要も見込んだ開発を行っているわけで、
将来性を考えて今の建設ラッシュを見た場合に、
決して現実性のない開発かと言われると、
決してそうではないと僕は思っています。
パタヤのポテンシャルはまだまだこんなものではないと思いますし、
高速鉄道の実現により、
バンコクとパタヤがひと繫ぎになった暁には、
この供給を埋める需要が喚起されると、
かなりポジティブに見ています。
ただ、その期間は数年ではなく、
10年スパンで訪れると思われ、
だからこそ、投資の時間軸ということをよく考えておく必要があると思うのです。
僕らチョンブリ、もっと視点を上げると、
タイにいわば永住するつもりの人間からすると、
わずか2−3年でどうのこうのなる投資をするつもりはなく、
僕が死ぬまで、そこまで行かなくても、
20−30年のスパンで考えているわけです。
現在ですらみらいの展望が想像できる絵が現れてきています。
パタヤに投資をするデベロッパーにおいても然りで、
10年先、20年先のジョムティアンビーチ周辺を想像した場合、
コンド開発が先行する形で、徐々に、
高速鉄道、ショッピングモール、総合スタジアム、諸々、
パタヤが掲げる、スポーツ振興シティが実現に向けて出来上がっていくと思います。
これだけのプロジェクト開発が始まっている、
ジョムティアン2nd ロードがどうなっているのか?
一社で3箇所、4000ユニット以上を開発するデベロッパーもあります。
彼らの目にはこのエリアの発展がはっきりと映っています。
そうであるとすると、
逆に数年での転売を見込んだ投資というのは非常に危険であると思います。
身動きが取れなくなる可能性が高く、
大切なお金と時間を浪費してしまうということにもなりかねませんね。
では、現在コンドの売れ行きが鈍ってきていることについてはどう考えているかというと、これは投資家にとって、実はチャンスだと思っています。
実質値下げ的なプロモーションも出てきていますし、
リーズナブルなリセールユニットもあります。
なによりも完成間近の物件を
現物を確認しながら、ローリスク、
それでいて、リーズナブルに手に入れることもできるのです。
創成期においてこういった投資ができるのは
やはりチャンスだと思うのですね。
未来がどうなるかは、通り過ぎてみなければわかりませんが、
どうなるにせよ、
「大好きな街の成長に貢献する」
そんな視点があれば、
今の状況がどういうタイミングであるかが,
見えてくると思うのです。
仮説と検証の繰り返しですが、
こういう時間もまた楽しいものですね。
この記事へのコメントはありません。