タイで不動産と関わると、
どうしてもお付き合いをしていかなくてはならない場所があります。
それは、、、、。
「土地局」ですね。
土地局というのは、要するに、
土地や建物を登記する役所の機関のことで、
戸建てやコンドミニアムの購入、販売時はもちろんのこと、
リース契約、また相続の関係などでもお世話になる機関ですね。
至極当たり前の事なのですが、
不動産を購入しても販売しても、
ここ、土地局には顔を出す必要があるのですね
(もちろん委任状を発行することによって、本人ではなく、代理人に手続きを依頼することが可能ですが。)
中の雰囲気その①。
さて、この土地局ですが、
訪れたことがある方ならばご存知だと思いますが、
なんというか、独特な空気が流れています。
なんとも言えない、懐かしい、
アジア的ごっちゃ感が満載の場所ですので、
他人目で見ている分には、
ある意味、活気が感じられて元気が出るのですが、
自らが当事者となって、
様々手続きをすることになると、
その印象は180度逆になります
要するに、
非常に殺伐としていて、融通が利かず、
(本当はものすごく利くのですが、ここではあえて伏せます。)
ものすごく時間がかかり、
担当者とすったもんだやりとりをして、
彼らの言い分には大概どんなことにも従わなければならず、
この約半日の手続きはなかなか骨の折れる通過儀礼なのです。
こんな感じで活気にあふれています。
混沌とした雰囲気すら感じます。
もちろん、
一般的には仲介会社やコンドのセールスの担当者が
サポートしてくれますので、
購入者本人はただ座って待って、
言われるがままに何度か書類にサインをして、
係官に顔見せをして、的な手続きではあるのですが、
その真のプロセスはなかなかややこしく、
いくらしっかりと書類を用意していても、
毎回異なる問題が発生し、
いろんなテクニック?を使わなくてはならないので、
無事に登記が終了するまで、毎回毎回ドキドキするのです。
この辺りはタイならでは、(アジアならでは?)ですので、
ポーカーフェース、または笑顔で話し、
心のなかでは、
「今度はこの手できたか?また重箱の隅をつついてきやがって!」
みたいに思いながらも、平静を装って手続きを進めていくのです。
いろんな駆け引きがあって興味深いですが、
スムーズに行かない事も多く、毎回毎回勉強?させてもらっています。(笑)
タイで不動産を購入なされる際は、
是非この土地局での手続きを一度経験なさってみる事をお勧め致します。
まだまだタイという国がどういった状況なのか、
よく分かるかと思いますので!
(今、そういった部分を改革しようと軍政ががんばっているところですが。)
こんな巨大な台帳のコピーを取っている、土地局内のコピー屋のおばさん。
これはなかなか貴重です!(笑)
さて、そんな土地局ではありますが、
いつもの通り活気にあふれています。
数年前、自分たちがコンドミニアムを購入した時よりもさらに騒然とした雰囲気になっています。
その意味するところは、もちろん、
「不動産取引が活況である!」
ということなのですね。
シラチャの土地も数年で倍近くもなり、
地元の人のみならず、
バンコクからや、外国人投資家も増えてきています。
外国人の姿も良く見かけるようになりましたから、
(特に日本人!)
相当数の日本人がシラチャに投資をしているという事が、
ここに来るだけでも想像がつきます。
新規売り出し中のコンドミニアムも
かなりの日本人投資家が購入していますから、
今後ますます土地局を訪れる日本人も増えていく事でしょう。
外国人投資家が増える事によって、
タイの土地建物の登記システムももっと洗練され、クリアになり、
分かりやすいものへと発展していってもらいたいものですが、
このあたり、今回の暫定政権がどういう風に改革していくのか、
興味深いところです。
この活気が継続し、
シラチャと関わる方がみんなで成長していける、
そんな近未来が来る事を信じて、
今日も土地局の役人さんとすったもんだを繰り広げるのでした。(笑)
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