以前に僕自身の結婚ビザの更新が
結構煩雑だったという記事を書いた事がありますが、
今、タイの入国ビザ事情はそれよりも深刻な状況になっているようです。
過去の記事はこちら。
http://pattaya-siracha.com/thailand-info/1440/
パタヤに関わらず、バンコク、プーケットやサムイ、
チェンマイその他タイの都市に住む外国人のうち、
長期滞在ビザを持たずに出入国を繰り返す事で、
滞在日数をリセットしながら、生活している方たちがいるのですが、
今回その出入国を繰り返す行為自体が禁止になるという、
そんなニュースが入ってきました。
ビザなし、または観光ビザなどで入国し、
滞在許可日数が切れる前に、
カンボジアやマレーシア、ミャンマー国境から出国し、
同日にタイに戻ってくる事で、新たに30日などの滞在延長を繰り返している外国人、
通称「ビザラン組」。
今後こういった手法が使えなくなるようなのです。
僕も一時期、このサービスにお世話になり、
3回くらいカンボジアのポイペットという町に日帰り旅行をしたことがあります。
今となっては懐かしい思い出です。(笑)
タイ-カンボジア国境の街、ポイペット。
このニュースの詳細は割愛するとして、
本規制が厳格に適用されるとすると、
パタヤ在住の外国人にはかなりのインパクトとなると予想します。
統計がないので、これはあくまで僕の経験値、感覚でしかないのですが、
パタヤに長期滞在している外国人でこういったビザランサービスを利用して、
滞在をしている人は相当数に上ると思います。
そういった方は、ホテルではなくて、
長期滞在用にコンドミニアムの一室を借りているケースが多く、
今後彼らのビザ更新が厳しくなってくる事になると、
やむなく本国へ帰国せざるを得ないということにもなり、
賃貸需要が落ち込むということが懸念されます。
これがどれほどのインパクトなのか、現段階ではなんともいえませんが、
特に賃貸価格のお手頃(7000-12000バーツ/月程度)物件等では、
影響が大きいのではと想像します。
僕達投資家にとっても、
この影響というのは考慮すべきものだと思いますが、
さて、これからのコンド市場の動き、どうなっていくのでしょうか?
特に低価格帯での賃貸事業を営まれている方への影響が大きいのではと思うのですが、
いずれにしても、外国人がパタヤに長期滞在しずらくなるということは明らかですので、これからよく見守っていかなくてはならないと思っています。
パタヤといいますが、タイ全体が健全化していく中での、
一つの過渡期だと捉えていますが、
こういった規制が適用される事で、
パタヤに住む外国人の質も上がっていくでしょうし、
もっと綺麗に安全に、魅力ある街への変貌の1ステップだと取られれば、
長期的にはなくてはならない、痛みという事が言えると思うのです。
きちんと正規のビザを取得して、タイへ入国、
ビザが切れる前に本国へ帰国、
そしてまた、ビザを取得してタイへ戻ってくる。
そうした当たり前の状態に戻すといったほうが正しいかとは思いますが、
いずれにしても、これまでかなり「なんでもあり!」的なパタヤのビザ、
その他事情でしたので、ここはクリーンに生まれ変わることで、
新たな価値を生み出してもらいたいと期待します。
タイ-カンボジア国境、バンレムのボーダー。
そとこもり的外国人には、タイは厳しい国へ変わろうとしていますが、
逆に目的を持ってタイへ貢献しよう、タイと深く関わっていこうと考えておられる方にはよい時代が来ると、そう考える事も出来ます。
新生パタヤに生まれ変るための、
痛みを伴う改革と考え、これからの動き、注目していきたく思います。
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