少し前の記事になりますが、バンコク・ポストの3月31日記事で以下の記事がありました。
「Pattaya hotels offering big discounts for Thais only」
http://www.bangkokpost.com/news/general/513626/pattaya-hotels-offering-big-discounts-for-thais-only
「パタヤのホテルが大幅ディスカウントを実施する。タイ人のみ」
この記事を読んでいると、ロシア・ショックをはじめとして、観光客の現象によってホテルの空室率が上がっている事を懸念して、その埋め合わせになんとかタイ人の旅行者をパタヤに呼び込みたい、そのような思惑で発表されたプロモーションのようです。
2015年4月から10月まで、月から木曜日までは50%、金曜日から日曜日は30%のディスカウントを実施すると言うこと。
こちらタイ人のみへの適用ということと、実際、どのプライスを基準にディスカウントがなされるのかよくわからないため、
(定価とウェブの特別価格などでは価格がまるで異なるため。)
実際どれほどの割安感が出て、どれほどの効果があるのか、現時点では分かりませんが、この政策で2−5%の観光客増を狙っているということです。
今年、パタヤの観光業にとってはなかなか厳しい年になりそうですが、こうしてタイ人観光客向けのみとはいえ、こういったプロモーションをパタヤのホテルが一丸となって実施するということは非常によい試みだと思います。
昨今パタヤの観光業が勢いづいてきた理由の一つに、タイ人観光客が増加したことが挙げられると思います。
以前であれば、夜の街、汚い海など、マイナスイメージがつきまとって、一般タイ人から敬遠されていたパタヤですが、昨今ではショッピングセンターやウォーターパークのオープン、諸々の観光スポットの整備、そして街や海の浄化政策の効果もあり、イメージが変化したのです。
バンコクから近く、もっとも気軽に訪れることができるビーチリゾートだけに、このプロモーションがタイ人ツーリズムの起爆剤となることを望みます。
このソンクラーン時期も数多くの旅行者がパタヤを訪れますが、パタヤとしては、こうしたイベントを中心に、他の観光地に負けないだけの魅力を発揮していきたいところでしょう。
何はともあれ、実質どの程度のメリットが出るのか?
焦点はそこだと思いますので、また確認してみたく思います。
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