昨年からちょっと元気のない、タイ産業界。
一番のドライビング・フォースであった自動車産業においても、
エコカー減税による消費の先食い、
その後の消費の減速から国内販売台数も伸び悩み、
ここのところ停滞していました。
そこに政治混乱、クーデターが起こり、
海外からの投資にストップがかかるなど、
良いお話がなかったのですが、
ここに来てようやく落ち着きを取り戻してきており、
大プロジェクトの発表などもされるようになってきました。
タイ国内的にクーデター前後では、
むしろ後のほうが良くなっているという風に
感じているタイの人も多いことから、
海外の企業、投資家の信頼回復が景気回復のキーと言われていましたが、
やっとそのタイミングが来たのかなぁと言った感じがしております。
もともとあった投資計画がペンディングされていて、
それが再開されたという風に考えるのが正しいのでしょう。
今回発表されたビックなプロジェクトはこちら。
「MAZDA 120億バーツを投じて新工場建設へ!」
新工場では現行のMAZDA2
そしてタイの第2エコカープロジェクト用新セダンを生産するとの事。
MAZDAは僕の出身である広島の企業ですし、
MAZDAとFORDの合弁会社である、
イースタンシーボードのAutoAliance社は賃貸仲介でのお客様もおられますので、個人的にとても親しみがあるのです。
へマラート工業団地に建設されるということですから、
シラチャ、パタヤの景気、
もちろん不動産にとっても非常にプラスの影響をあたえますね。
11月6日に建設開始とのことですからもう間もなくですね。
最近なかなか工業団地にも行けていないので、
また近々状況を視察してみたいと思います。
一時期、工業団地には毎日のように通っており、
その変化を目の当たりにしてきました。
特に造成の最前線の様子を見ることで、
工業団地の今後の計画がうっすらと分かってきます。
ということは、今後10年の産業の傾向についても見えてくるということだと思っています。
当初は、
「すごい広がりだ!まだまだ企業の進出が続くのだろうなぁ?」
そんな程度の情報収集しか出来ておりませんでしたが、
今では、個人的にではありますが、
最近工業団地関係の知り合いもつくることができましたので、
以前とは違って、色んな所にアンテナ張った、
幅広く、精度の高い情報収集が出来る環境が整ってきたように思います。
ともあれ、重要なのは
日々のニュースや噂、ちょっとした街の変化などからの、
「自分なりの気付き」をそのままで終わらせず、
しっかりと
現地、現物、現象、本人
で考えていくことだと思います。
このニュースの裏で、
関係者の方はすでにいろんな準備を進められていると思いますので、
またこちらの関連ニュースを入手すべく、
活動して行きたく思います。
今後はいろんな経済ニュースの発表はもちろん、
そういったニュースの現地での実際の様子なども
お伝えできればと思います。
お楽しみにしていて下さいませ。
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