伸びている国でもやっぱりある?不動産が未完成のまま放ったらかしで廃墟になっている物件について。

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絶好調のタイ経済。

 

コンドミニアムも売り出せば、ショールームも、カタログもないのに、

2,3時間で完売! 

なんて話も出るくらいちょっと異常な雰囲気にもなってる不動産活況のご時勢ですが、今日はそんな華々しい話題の裏でひっそりとでも確実に起こっている悲しい現実について少し触れてみたいと思います。

僕の家の周り、このブログの読者の方なら、もうご存知だとは思いますが、とんでもない田舎なのですが、こんな所ですら、地価の値上がりが進み、8年でおよそ倍の値段を付けています。

そんな状況ですから、家の周りも速度は遅いながらも、ここ数年で新しく団地の造成を開始する所が増えてきていました。

数々のバブリーな物件が成功を収め、今なら建てれば売れるとばかりに、土地を買収し、プロジェクトを立ち上げ、販売を始めたはいいけれども、、、、。

やはりそんなに世の中うまくはいかないのですよ。
ロケーションも悪く、小規模で、デザインもありきたりで特徴なく、けして安くもなく、それでいて質も悪いと言う事になると、そんな物件誰が買うでしょう!

案の定、建設途中で頓挫した物件がちらほらと出てくるわけです。


これは僕の家から500メートルくらいの所にある戸建て物件です。
1年ほど前から建設がストップし、ご覧の状態です。

 

このような状態で放置されているものですから、いつの間にやら家なしのワーカー達が居座り始めたもので、ついに目立つように

『入るな!入ったら、通報するぞ!』

と看板まで設置されてしまいました。

この物件は線路に沿うように配置されているプロジェクトで、日本でいうと『駅至近!』とでもいえるのかも知れませんが、別に駅はなく、貨物列車が1時間おきに通るため、騒音もありますし、まったくもってよい場所といえない所になんで立てようと思ったのか全く不思議なプロジェクトなのです。

売出しが始まった当初から、うまくいかないだろうなぁと思っていたらやはりその通りで、まもなく予想通り建設がストップしてしまったわけです。

デベロッパーがこんな感じで浅はかでは安心して買い物は出来ませんが、それでもやはりしっかりと自分達の頭で考える事で十分リスクは把握できると思います。

このようなプロジェクトを買ってしまった人がいるのですから、良く分からないのですが、おそらく何も考えないで買ってしばらくしたら値上がりするから、とりあえず買っておこうって感覚で買った人も多いのではないかと思います。


上記も同様に家の近所のプロジェクトです。

こちらはちょうど家の団地が造成されているタイミングで造成開始しており、候補としてショールームを見学した物件なのです。

ここの前を通るたびに嫁と、「あそこ買わなくてよかったねー。」って話をしています。

8-9年の年月が経ち、この状態です。

片や僕の家は倍の価値になり、わりかし満足いく価格で買い手が決まりそうな状況にあるという、この違い。

この違いはどうして生まれるのでしょうか?

ちょっと考えてみました。

やはり不動産は何と言ってもロケーションです。

『ロケーション、ロケーション、ロケーション」

不動産投資の鉄則ですが、これは幾ら強調しても強調しすぎる事はないですね!

でも、なんで同じど田舎の物件である、僕の団地は価値が2倍になり、これらの物件は途中で建設が頓挫してしまったのか?

なんでなんでしょう?

答えは、、、、、、。

同じ田舎でも周りの環境は似て似つかないものだから!

先ほどの物件は、貨物列車が24時間通るロケーション。
うるさくて自分らではコントロールできないし、劣悪な環境ですよね。

そして、この物件は近くにタピオカ芋の精製工場があり、年がら年中粉が風に乗って吹いてきて窓や洗濯物は真っ白になる環境でしかも、周りのタピオカ畑にまく糞尿を原料とした肥料の匂いがきつく、とてもまともに普通の生活が送れるとは思えないような環境。

ぱっと見ただけでは、その辺は良く分からないんですが、実際に生活者の目で周りの環境を見回したら、気になる点はいくつも出てくるものです。

そういうのも含めて「ロケーション」というのだと理解しています。

逆に家はどんな環境かといいますと、、、。

かなり奥まっていますし、回りは椰子の木ばかりなので、昼間でも静かで、空気も綺麗。

夜はカエルや虫の鳴き声で少しばかりやかましい事もありますが、それはあくまで自然の環境音ですから慣れてしまえばなんて事もなく、かえって趣があって心地よくなってしまいました。

そして、団地内は100件以上のコミュニティを形成していて、それぞれが自然を好む人たちですから、穏やかに過ごせる環境が整っています。

高々500メートル違うだけでこんな差が出るわけです。

面白いですね!

僕は物件を選択するときに、必ず生活者視点で考えます。

ここに住んだらどんな生活になるか?

朝起きて、仕事にはどこの道を通って行くか?

土日はどこに買い物に行くか?

渋滞はどうなのか?

夕食はどこで食べるか?

周りに工場とか、養豚場とか、騒音や悪臭を出すような環境がないか?

等など、、、、。

バンコク街中のコンドミニアムなどを見るときも基本は同じだと思うんです。
だけど皆、デベロッパーの評価とか、広告とか、プロモーションとかで簡単に決めてしまっているように思えます。

不動産は大きな買い物です。

だからこそ、満足いくものを買えるように
一歩ひいて自分の目で見て、その物件を中心にしたら、自分の生活がどうなるのかを想像して見ることが大切だと思います。

販売がうまくいっていない物件は、やはりよい生活観が想像できないものばかりです。

何かの参考になれば嬉しく思います!

 

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