本サイトでも何度か紹介をしてきましたが、シラチャ新市街になるであろう『Golden City』内にて建設が進められているイオンモールについてアップデート情報をシェア致します。
僕がよく紹介している、The Sky は同敷地内に建つ唯一のコンドミニアムで、イオンモールの進出で一躍脚光を浴びたと言っても過言ではなく、現在シラチャで最も期待が高いプロジェクトです。
左奥に見える高層の建物が、The Sky、手前右側が建設中のイオンモールです。
さてこのイオンモールですが、日本やカンボジア、ベトナムのような大箱ではありませんが、敷地面積11,000SQMの規模で、タイで30年の歴史を持つイオンタイランドのビッグプロジェクトとなっています。
イオンのシラチャ進出はシラチャ日本人学校近郊のJ-Park内のMax Valueに端を発していますが、そこでの経験から満を持して、シラチャの一等地に進出を決定しており、これはイオンがシラチャの大きなポテンシャルを感じているということの現れと言えるでしょう。
昨年11月より、鴻池組の施工で建設が始まり 、今年10月末の全面オープンを目指し、急ピッチで準備が進められていることも、ここがシラチャ不動のハブとなることを予感させます。
では、このモールはどんなコンセプトとなるのか?
ターゲットは誰なのか?
少し考えてみたいと思います。
公開されているパース図やシラチャイオンモールへの出店を発表しているテナントから見ても、まず見えてくるのは「Japan」と言うことです。
上記のパースの通り、赤い鳥居をモチーフにした曲線的なモールのデザインはまさしく「和」を連想させ、さすが日本人の創る、「Japan」という印象を受けます。
日本企業、日本人との縁が深い、このシラチャの地において、やはりこの「Japan」と言うテーマが地域にとって一番しっくりきていると思います。
外観はもちろんのことですが、中身もちろん日本色を打ち出しており、「和食のさと」、ラーメンの「幸楽苑」、大阪のソウルフード、タイで最も勢いのある居酒屋チェーンの一つ、「しゃかりき432’’」、長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」、福井発上海森ビルで行列の「王様のからあげ」他、まだ公表できない店舗も含め、日本勢で構成されているのが特徴です。
飲食だけでなく、言わずと知れた「ダイソー」、そしてこちらは日本最大級の釣具チェーン店「タックルベリー」、他にもシラチャ初の店舗が目白押しで、シラチャに関わるものとして、本当に期待が高まります。
しかしテーマは「Japan」ですが、狙いは「Japanese」ということではないと思っています。
それは、いくら7,000人を超える日本人人口を持つシラチャとはいえ、あくまでこれだけの規模の供給を満たすものではなく、逆にシラチャ周辺人口26万、パタヤを含むチョンブリ県人口約139万をマーケットとして考えた場合、このユニークな店舗構成はチョンブリのハブとなる可能性を秘めていると見ています。
ちなみにモールに隣接してあるアサンプション大学附属学校は、バンコクを含むタイでも授業料が最高クラスの学園で、幼稚園から高校まで チョンブリ県や周辺県からもお金持ちのご子息5,000人が集まっています。
他にもセントポール、ダーラーサムットなど有名校を抱えており、こちらのポテンシャルも高いのです。
つまり、シラチャは現在日本人街として注目されていますが、魅力はそこにとどまらず、現地日本人よりも遥かに裕福なタイ人がいるにもかかわらず、これまでそのような富裕層タイ人を満足させられるお店が少なかったというのも、ここにそういったお店が集う大きなポイントとなると思います。
この点は現地で長く生活していると肌感覚で分かるのですが、チョンブリ在住者が家族や恋人と外食をしようと思った際、雰囲気の良いシーフードレストランに行くか、バンコクやパタヤのイタリアンなどに行くかなどの狭い選択肢しか持たなかったということなのです。
まだまだこのイオンモールの魅力はあるのですが、また続きは次回にさせていただきますね。
シラチャイオンモールの登場でシラチャの人の動きが変わる、そう僕は思っているのですが、一体どうなることか?
非常に楽しみです!
2015年10月末に全面オープンと言われても、それに間に合う様な、そんな感じで建設が進んでいます。
さすがイオンさんと鴻池組さんのタッグだと関心です。
リーシングもかなり順調で残りあと僅かな状況になっているそうです。
その辺りもまた次回ご紹介したく思います。
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