昨今、企業の進出や、開発のご相談を受けることも増えてきており、
シラチャの土地についても色々と見て周っています。
そんな中で感じるのは、
「本当に土地の値段が高くなったこと」
そして、
「中心部にはめぼしい土地がほとんどないこと。」
あくまで感覚ですが、去年と比較しても、
1.5倍から2倍近くになっているように感じます。
ちょっと異常な感じがしています。
先日もとある、タイの経営者、投資家、弁護士の方とお話していたのですが、
その時に彼らが話していた内容が非常に興味深かったので、
シェアしたいと思います。
「どうしてシラチャの土地がここまで高騰したのか?と聞かれたらどう答えますか?」
Answer:「日本人がたくさん来るからです。」
これは非常に単純明快な理屈なのですが、
本当にその理由が一番であることには間違いありません。
日本人が増え続けていて、
中心部のコンドミニアム開発だけでなく、
これからショッピングセンターや、
スポーツ、レジャー施設などの開発も進んでくると見られ、
日本企業も現地の日系マーケットと厚くなるであろうタイ人中間層を狙っていたりして、水面下で土地の争奪戦が始まっているのです。
こんな状況であるがゆえ、
地主さんも一撃億万長者を夢見て、
期待値2倍も3倍も高まり、
ちょっと少し前ならば考えられなかったような値段がつけられるようになりました。
「あそこの土地が1ライ(1600平米)1600万バーツで売れたらしい。」
そんな話があちこちで聞かれ始め、
「あそこが1600万なら、うちは3000万でもいける!」
見たいな感じですね。
ここで注意しなくてはならないのは、
実際には
「全てのエリアで、均一に価値が増しているわけではないということ。」
そして、
「中心部に近くとも、まだまだ開発の波に載ることが出来ない、高くても使えない土地がたくさんあること。」
数億円規模の個人投資家、中小企業家にとっては、
莫大な投資をするわけですので、
周辺地域の緻密な土地調査は本当に大切です。
ここでも僕がいつも言っている様に、
「現地、現物」
その視点が本当に大切になってきます。
マニアックな土地視察。
でも、本当によいところを見つけるのはなかなか大変です。
こういった状況は、別にシラチャだけではなくて、
タイ全土、いわば全世界の発展中の国ではどこでも起こっていることです。
こういった中で、
周りの意見に振り回されて、買い急ぐことなく、
じっくりと、でも、しっかりとスピード感持って、
決断を出来る方がこれからビジネスで成功なされると思います。
日本人ブームに沸いているシラチャでは、
土地においてはバブルな感じになってきていますが、
そんな中でも、価値のある土地を、適正な値段で買うことが出来れば、
まだまだチャンスはある、
当たり前ですがそんな印象を持っています。
土地の視察、奥が深いですよー。
タイ人の投資家の方と周るとさらに、
面白いお話も聞けますので、こちらも本当に勉強になります。
その辺のお話は、また機会見てご紹介させて頂きますね。
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