以前、下記の記事、
「危険なシグナル?非常に厳しくなったビザ更新で感じたパタヤの変化」
http://pattaya-siracha.com/thailand-info/1440/
として、これまで比較的審査のゆるかったパタヤでも
滞在ビザの審査が大変厳しくなっている旨レポートしましたが、
いよいよこの波が銀行口座にまで及んで来ました。
パタヤではほんの数ヶ月前までは
「パスポート一つで口座開設!」
と本当に簡単に銀行口座を開く事が出来ていたのですが、
これからはそうはいかなくなります。
基本的に長期滞在ビザ(1年)、すなわち
ノンイミグラントBビザ(ビジネス)、Oビザ(家族ビザ)
上記のビザがないと口座開設が困難になりました。
これは本当に大きな変化になります。
丁度僕のお客様が、コンドミニアムの購入を検討なされていることもあり、
先日パタヤのとあるガシコン銀行に口座開設の方法に付きヒアリングしてきたので、
その状況に付き少しばかりご紹介したく思います。
これからタイの銀行口座を開きたいと思っておられる方は、是非参考にしてください。
ここでご紹介するのは
これまでも比較的にタイ非居住者の口座開設が簡単であったガシコン銀行のケースですので、他行では異なるかと思いますので、その点ご了承下さい。
先ず一番の大きな変更点は、
「障害保険への強制加入」です。
ガシコン銀行の場合年会費2,500バーツがかかります。
そして、2番目は、
「タイ国内住所証明書」
上記にあたる書類をイミグレーションにて申請、取得しなくてはならない点です。
一点目はお金で解決と考えれば、多少は楽なのですが、
2点目は英語やタイ語に慣れていない一般の外国人にとってはぐっとハードルが高くなります。
それから3点目の大きな変更点、
「最低預け入れ金額10,000バーツ」
しかしながら、こちらは口座開設が終了した後に、
すぐに引き出す事が出来ますので、
あくまで見せ金(下品な言い方ですみません。)的な扱いとなります。
上記の3点を見ましても、
開設コスト、
そして工数の点で煩雑になっておりますので、
これから口座を開こうと考えておられる方は
口座開設の意味をよーくお考えになられてから開かれる事をおすすめ致します。
多数銀行はありますが、長期滞在ビザ、ワークパーミットがないと、殆どの銀行で門前払いとなります。
厳しい世の中です。(笑)
シラチャ・パタヤ視察にお越しになられたついでにタイの銀行口座を開きたいというご希望がありましたら、僕の方でもサポートさせて頂きますが、上記ような工数、コストがかかりますので、その分視察時間も短くなってしまいますので、予めお心置きくださいませ。
口座開設が難しくなっているということは、
前々から言われていた事ですが、
実際にそうなってみて初めて、
「開けるときに開いておく」
ということの価値が分かりますね。
これはタイの銀行口座にだけに関わらず世界中どこにおいても言えることですね。
読者の皆さんは世界を舞台にビジネス、投資をお考えの方々だと思いますので、そんなことはよく分かっておられると思うのですが、今一度、この状況を顧みられて、しっかりと計画的に行動なさってくださいませ。
皆さんの参考になりましたら幸いです。
口座開設は厳しくなりましたが、
パタヤはますます綺麗に住みやすく、魅力的に変貌していっています。
こちらの楽しみがあるからこそ、世界中から人を惹きつけているんですね。
真面目に長期的にパタヤと関わっていこうとされている方にとっては、
むしろチャンスと僕は思っています。
パタヤの発展を望むものとして、これらのまともな変化というものは、
喜んで許容すべきことなのかもしれませんね。
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