3月は年度末とあって、
駐在員の入れ替わりの多い時期ですので、
シラチャ、パタヤでも本帰国の方、
また新規赴任の方の歓送迎会が多いこのごろです。
伴って、お部屋探しの方も活発になっていて、
おかげさまでいろいろとお手伝いをさせていただいております。
そんな中、つい最近あったお話なのですが、
お部屋探しにまつわる残念なことがありましたので、
シェアさせて頂ければと思います。
ちょっとしたことで防止できることですので、
お部屋探し中の方、
または物件オーナーの方の参考になれば幸いです。
通常、お部屋探しをされる際は、
不動産仲介業者に数件案内をしてもらうかと思います。
そして、その中でいくつか候補をピックアップして、
検討後、契約の旨、連絡をして、
契約へと進めていくのが、一般的ですね。
しかし、お部屋を探している方というのは、
見学している方からは余り意識がないのですが、
結構多いもので、同タイミングで数人の方が、
同じお部屋を見学されているんです。
その場合、よいお部屋であればあるほど、
すぐに決まってしまいますので、
早めの決断が重要になってきます。
先日あったのは、3つの物件をご見学されて、
そのうち2部屋で検討をなされていた、Aさん。
両方ともかなり気に入られたようで、
相当悩んでおられたのですが、
「検討に3日下さい」
とおっしゃられました。
僕は、
「よいのですが、3日後に今のお部屋がある保障はないですよ。
それでも宜しいですか?」
とお話しましたが、
Aさんは、即断できないのでと言うことで、
3日待つことになったのです。
よくありがちなパターンです。
不動産業者が借り手に契約を
促す文句として捉えられたのでしょうか、
その結果3日後に返事を頂くまえには、
すでにお部屋は別の方に決まってしまい、
逆に僕のほうから、お断りの電話を入れることになってしまいました。
両者にとって、非常に残念なケースですね。
綺麗で管理のよいお部屋はすぐに決まってしまいます。
今回残念だったのは、Aさんが気に入られたお部屋が2つとも
見学なされた翌日には他の方によって決まってしまったこと。
Aさんも相当ショックを受けておられました。
もちろん僕自身も。
もっと強く念を押してよければよかったかなぁと、
コミュニケーションの難しさを感じました。
このような最悪のケースをどのように防げばよいのか?
本当に簡単なことですが、
特に日本人の方は、この辺に抵抗を感じる方が非常に多いようです。
それは、、、、。
手付金を払うことです。
僕のブログやメルマガを読んで下さっているあなたならば、
この重要性を理解していただけると思うのですが、
これは本当に重要なことです。
手付けを打つだけで、その物件の仮契約ができたようなものです。
物件のオーナーさんも、
手付けを支払っていただけることで安心されますので、
その後の手続きもスムーズになります。
逆に手付けがない場合は、
いくら口約束をしていても、
オーナーもそのままどんどん内見を受け付けますので、
注意が必要ですね。
手付けについては特に決まった金額はないのですが、
ほぼ決定というお気持ちがある場合は、
その日中に内示を連絡し、翌日には手付け(1万バーツ)程度、
入れられるとよいかと思います。
ちょっとまだわからないけど、
1-2日ブッキングしておきたいと言う場合は、
1000-2000バーツ程度でオーナー側とお話ができるかと。
金額は物件やオーナーさんによっても変わると言うことを
付け加えておきます。
物件が足らず、皆さん少しでもよい物件をと、
貴重なお仕事の合間を縫ってお探しされているので、
そこはすばやい対処と、決断が要求されます。
いつもとは少し趣向を変えて、
実務的なことをお話しました。
「あおって契約を迫っているのでは?」
と思われることもあると思うのですが、
そこは落ち着いて、お考えになられたら、
よいお部屋探しが出来るのではと思います。
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