いつも当サイトを見て頂き有難うございます。
当サイトではこの10年あまりの間、シラチャ、パタヤのお部屋探しに関しての情報を発信してまいりました。
近年におきましてはコロナ過もあり、日本人のお客様の往来が減り、駐在員も減少傾向でなかなか読者の皆様のご期待に添える発信ができておりませんでした。
「どんな発信をすれば喜んでいただけるか?」そんなことを考えながらも、なかなか発信が出来ずにおり心苦しい数年でした。
そんな中で色々と考えた末、やはり私にできることは、このタイでの20年余りの経験の中で学ばせていただいたことしかないと考えました。
当地で生活される皆さまや、これから渡航をされる皆様に役立つ情報として、
例えば、語学(タイ語)に関しての事などもあるのではと思い、今回はタイ語の学習方法について、シェアさせて頂きます。
もちろん英語や他の言語にも応用可能です。
私なりの「サバイバル語学習得法」参考になれば幸いです。
●言葉はツールである
私がよく受ける質問の一つに、
「どうやってタイ語を言葉を覚えたのですか?」というものがあります。
「生活しているうちに自然と耳と口が慣れてきて、使えるようになったのですよ。」
などと言語習得能力に長けた人のようにさらっと、かっこいいことを言ってみたくなりますが、語学の世界はそう一筋縄ではいきません。
それはもう、いろんな苦労話があるわけですが、、、、。
それらについてはまたいつか機会があれば。(笑)
色々な方の語学に関する悩みなどをお聞きしていて、私なりに感じたことがあります。
語学習得と聞いて、多くの人が勘違いしているのは、
「語学習得=あらゆる話題を不自由なく理解し、自分の意見を述べられること」
と思っているということです。
そもそも母語である、日本語と同等に外国語でインプット、アウトプットができるようになるには、数年、十数年の年月を必要とすると思います。
詰まるところ、日本人でもディベート力を鍛えたり、コミュニケーション力を向上させるために学んだり、日本語の運用能力向上に対して勉強に終わりがないように、外国語も同様なのです。
私たちがまず最初に目指している外国語レベルとは、いわゆるビジネスや日常会話で困らない程度のものであり、そこに行き着くためには、それほど時間は掛からない、そう私は考えています。
言葉はあくまで、こちらの意志や考えを相手に伝える、ツールであること、こちらが前提条件になります。
●タイ語が全く話せなかった新駐在員が三ヶ月で日常業務をタイ語でこなせるようになった方法
突然会社からタイ駐在を命じられ、日本語も英語も通じない職場の中で、業務を行わなくてはならなくなったAさん。
嫌が応にも現地の言葉を習得する必要に迫られます。
当初タイ語の家庭教師なども利用して、勉強に励むのですが、先生とはなんとか会話できても、職場のスタッフやワーカー達とはうまくコミュニケーションが取れません。
随分と前のことですが、そんなAさんから相談を受けた私は、彼に以下のことを実行するように伝えました。
①毎日朝起きてから、寝るまでに使っている言葉、文章を日本語で箇条書きにする
②職場でスタッフに伝えたいこと、確認したいことを日本語で箇条書きにする
③上記2つをこなれたタイ語に翻訳してもらい、きちんとした発音とともに、丸暗記する
④追加したい言葉、文章が出てきたら、その都度追加し、覚える
それらを実行したAさんにどのような変化が訪れたのでしょうか?
当初は慣れない発音に苦しみながらも、三ヶ月もする頃には、日常業務をタイ語でこなせるようになっていました。
なぜこの簡単なステップで、Aさんはタイ語で業務を行うことができるようになったのでしょうか?
*③についてはビジネスタイ語のわかる日本人か、ビジネス日本語のわかるタイ人に作文してもらい、きちんとネイティブの発音で覚えることが肝要です。
理由①
毎日使う定型句、定型文であるということ。
例えば、職場において毎日スタッフに確認する事柄。
見積もりを取ってくれませんか?
B社の価格と納期を確認してください。
C社への納品は終わりましたか?問題はありませんでしたか?
挙げればきりがないですが、こう言った質問は毎日必ずしているものです。
ですから、毎日使うから覚えるのも早いですし、一つ覚えることで、また次の言葉を覚えやすくなるという相乗効果もあります。
理由②
Aさん主体の会話であるということ。
自らが質問をしているので、相手からの返事をある程度予想ができるということ。
質問をすることで、話題の範囲をかなり限定することができます。
例えば、工場内での事故について質問をしているのに、今夜の食事のメニューの話にはなりようがないように、会話をある程度コントロールすることができるのです。
相手の返答内容がわからない場合は、事故についての話であることは頭においた上で、会話を進めていくことで、大雑把な内容はつかむことが可能になります。
理由③
学習の目的が明確であり、業務遂行という大きなプレッシャーもあり、学習へのモチベーションが高いこと。
これについてはいうまでもありませんね。
コミュニケーションをとりたい!取らなくては、仕事ができない!
そんな中から生まれる切羽詰まったモチベーションは語学習得に於いて大きな武器になります。
●まとめ
以上、とりあえず限られた範囲の中ではあってもゼロからサバイバルできるまでの語学力を身につける方法を紹介いたしました。
語学学校に通って、挨拶や文字の読み書き、新聞記事や文学作品などを通じての学習も良いのですが、ビジネスに於いての即効性という意味では、非常に薄いと言わざるを得ません。
言葉はあくまでツールであり、そのツールを使って、相手と意思疎通をして、相手の信頼を勝ち取り、ビジネスを進めていくことが目的ですので、その目的を最短で達成するべく行動することが大切です。
今回のやり方はその一例です。
自分自身が毎日使う言葉をまず覚えて、それを毎日使いながら馴染ませていき、一つずつ使える言葉を増やしていくのは、OJTで実践でき、その効果は私の知人たちで実証済みです。
外国語で苦戦されている方は、ぜひ参考になされ、実践してみてくださいませ。
少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
タイ入国のハードルも下がってきており、今後新しくタイに駐在される方も増えてくるかもしれません。
お部屋のサポートはもとよりですが、私としても駐在準備やタイ現地でタイ語と格闘している皆さんのお役に立てるように、タイ語学習のサポートなども需要がありましたらやっていければと思います。
もしもご要望ありましたら仰ってくださいね。
【お部屋を借りてタイ語も学ぼう】キャンペーンを実施しています。
是非、この新年始まったばかりであり、お引越しという
「新しいことを始める絶好のタイミング」ではじめてみては如何でしょうか?
詳しくは下記の記事をお読み下さい。
語学学校の先生からのサポートもありますが、
20年以上、タイ人社会で揉まれてきた、私からの手厚いサポートも今ならついてきます。
お役立てくださいませ!