年初ということで、2016年のシラチャの不動産マーケットがどのように動いていくのか、ざっくりと考えてみたいと思います。
シラチャ不動産の現状ですが、2013年頃より開発が本格化しはじめ、2014年、2015年と新規プロジェクトが相次いで発表され、ここ数年はいわゆる「シラチャ投資ブーム」となっておりました。
実に様々なプロジェクトが発表され、その度に好調なセールスを記録していたわけですが、2016年に入り、こちらのブームは一段落するのではと思っております。
シラチャ投資ブームの初期に着工したプロジェクトが昨年下半期頃から徐々に竣工を迎え、そして今年も続けて大型プロジェクトが竣工してまいります。
シラチャ不動産ブームの火付け役とでも言える、「The Sky」、「Ladda Plus」、「Marina Bay Front」などがそれにあたります。
中心部の高層コンドミニアム、Ladda Plus。
実際に竣工して、そこに人が住み始めることになるわけですが、やはりそこが不動産投資にとっては一番の肝であると思うのです。
これから様々なプロジェクトが竣工していきますが、ではどのプロジェクトがお客様から選ばれることになるのか?
実際それだけの需要があるのか?
そういった考えが投資家の中で広がってきているように感じます。
そして一旦動向を見守るという選択肢をとるかたが増えていくのではと思います。
これは決してネガティブなことではなく、シラチャの街がさらによりよく住みやすい街になるためには非常によいことだと考えています。
例えば、現在シラチャでは日本人のご家族連れが増えておりますが、こう言った家族向けのレジデンスが不足しているところに目をつけて開発された、サハ東急のハーモニックレジデンス。
(本物件はサービスアパートとして運営され、販売はなされておりません。)
写真は下記サイトより転載
http://harmoniq.sahatokyu.co.th/
こちらは現在ブッキングも合わせて6割方が埋まっているという大変良い結果を出しています。
また、2015年の目玉でもあった、ゴールデンシティ内にオープンした、イオンモールシラチャ。
現シラチャのコンドミニアムプロジェクトの中で一番人気となったThe Sky。
もともと商業ビルとの複合開発ではありましたが、イオンモール効果の恩恵を120%受けています。
イオンモール周辺の商業ビルにも飲食、マッサージ、漫画喫茶、カフェ、美容院など様々な個性ある店舗が集まってきております。
こちらもイオンモールがオープンすることによって、The Sky コンドを筆頭に、周辺地域の価値を飛躍的に高めることに成功しています。
このようにして、地域のニーズを汲み取った、良質なプロジェクトが増えることにより、開発レベルも、街のクオリティも上がっていくと考えます。
2016年以降も新規プロジェクトは続いていきます。
これからのプロジェクトに求められるのは、上記のように、真に地域のニーズをつかみ、そこに住む住人にとってのみならず、地域の価値を高めるような視点を持った開発だと断言できます。
逆にいうと、そういった視点のない、特徴ないプロジェクトは淘汰されていくでしょう。
ポジティブな動きがすでにあることは大変喜ばしいことですし、今後シラチャが発展していく上で必要不可欠ですので、僕も現地に根ざすものとして、より大きな視点で活動をしていきたく思います。
競争は激化していきますが、住む人々にとっては楽しみな、そんな一年になるのではと感じています!
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