シラチャ、パタヤではコンド、ホテル、ショッピングモール、
病院拡充、アミューズメントパークオープンなどなど
日進月歩で開発が進んでいますが、その裏側には関係者の血のにじむような努力があることは想像に易いです。
土地の買収一つ取ってみても、地主さんとの関係構築、
関係部署との連携が必須で、金銭的な面以外にもハードルは多くあるものです。
ここ数年の間にシラチャ、パタヤが一気に注目を浴びるようになって、
コンドミニアムやホテルなどの開発はもちろんの事、
バンコクからの高速鉄道計画が持ち上がったり、
既存のモーターウェイの延長が決まったりしておりましたが、
これら開発計画の影で様々な利権の駆け引きがあるのをご存知でしょうか?
こういったことは万国共通ですから、
なにもこの地域が特別なわけではないですが、
やはり気になってしまいます。
今回ご紹介したいのは、
「ブラパーウィティ(バンナー高架高速)のパタヤへの延長計画」
についてです。
ここのところ1年くらいでしょうか。
もしかするともっと前からかもしれませんが、
バンセーン、バンプラ、シラチャでは、
このような看板が目立つようになってきています。
要するに、
「我々バンプラ町民は、ブラパーウィティ高速は必要なし!全ての道はスクムビット通りへ!」
という意味のことが書いてあります。
これがどういうことかといいますと、
バンコクから続くブラパーウィティ高速道路が
計画ではパタヤまで伸びるという事で、
この計画が実現してしまうと、
同街はショートカットされてしまい、
街へのトラフィックが激減するため、
地域経済へ莫大な影響があることが懸念されています。
シラチャでも同様ですね。
シラチャ市長も最近正式に本プロジェクトに対しての懸念を表明しています。
ブラパーウィティとは、バンコクからアマタナコン工業団地付近まで続いている、世界的に見ても上位に入る長い高架高速道路(55キロあります)です。
どういったルートを通るかについては定かではありませんが、
この高架高速道路がダイレクトにパタヤにつながることにより、
これまでスクンビッドを通過していた車が、
両街を通過しなくなるということになりかねないため、
抗議活動は活発化している模様です。
この道路の開通によって恩恵を受けるのはもちろんパタヤなのですが、
しかしながら、インフラ開発は一概に言えないところがあるのも事実です。
今後どのような展開を見せるのか予断を許しませんが、
両街の発展を願う者にとって、
よい形で合意でき、一部の既得権者だけでなく、
タイ全体荷にとってメリットあるインフラを作り上げて欲しいものです。
僕としてはそれぞれの街へのアクセスが良くなるわけですから、
特徴ある魅力的な街を作り上げていく事で、
逆に観光客を増やす事が出来ると思ったりしています。
いずれにしても、どのような影響があるのか?
投資家としても、地域住民としても、非常に興味深いトピックなのです。
こちらの動向については引き続き注目していきたく思います。
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