シラチャ、パタヤでは居住者が大きく異なりますので、一概には言えませんが、それぞれ一例を出すと、特にパタヤにおいて言えますのは、管理の良い、海の見える、(歩いてビーチに出ることが出来る)閑静なエリアにありながら、街へのアクセスもよい物件は非常に人気があります。
特にパタヤ屈指の高級リゾートエリアと言われるWongamat Beachのウォーターフロント物件などはその一例です。
一年を通して訪れるロシア人、欧米の長期旅行者の需要は多く、また昨今では東部工業団地に勤める日本人駐在員家族にも人気のエリアとなっています。
歓楽街のイメージの強いパタヤにおいて、昨今増えている小さな子供連れファミリーにとってはこのようなエリアが好まれます。
一方、5000人以上の日本人が住むといわれている日本人町シラチャでは、日本人学校の開校とともに、昨今増えている日本人家族に対して部屋の供給が追いついておらず、物件不足、家賃高騰という事情もあり、パタヤのこのエリアに移ってくる家族も多くなっています。
こういった希少価値のある物件は借り手、買い手ともにつきやすく、着実にインカムゲインを稼ぎながら、市場価格で販売する事も比較的容易です。
また、逆に単身の男性旅行者などでは、中心部のショッピングセンター(セントラル)や歓楽街(ウォーキングストリート)へアクセスのよい立地の物件が好まれています。
中心部のシービューのワンルームや、海は見えなくとも、ウォーキングストリートへ徒歩圏内の管理のよい物件等は貸し出し、販売共に良好な状況です。
いずれにしても、居住者の属性(カテゴリー)によって、貸しやすい、売りやすい物件は自ずと決まってきますね。
シラチャについていうと、まだ物件の供給がそれほどないことから、街の中心部に位置する物件であれば、ワンルーム、ファミリータイプ問わず、借り手はつきやすい状況です。
販売に関しても同様で、高騰する家賃を追い風に、高い利回り(10-15%以上)が見込めることから、タイ人投資家を中心に取引も活発になってきています。
シラチャの場合は、工場の進出に伴う、日本人駐在員に貸し出す事が殆どの為、長期に渡って安定して、インカムが得られるため、今後も中心部の物件は良好な市場状況が続いていくと思われます。
しかし、新規着工、発表コンドミニアムも増えてきており、今後5年の間には、日本人向け市場から、タイ人、その他外国人へと、市場の様相もかなり様変わりしていくのではと思います。