●シラチャの概況
シラチャはバンコクから約120キロ、車で約90分ほど南東へ走ったところにある街です。
かつては小さな漁村に過ぎなかった街でしたが、イースタンシーボードを中心とした東部工業団地の発展に伴い、日系企業の進出が相次ぎ、20年ほど前から日本人の居住者が増え始め、現在ではその数5000人とも6000人とも言われる世界でも有数の日本人街として発展してきました。
2009年にはタイで2番目となる日本人学校も開校し、現在300人を超える日本人生徒が学んでいます。
日本食レストラン、日本語対応可能な総合病院、ホテル、サービスアパートなど日本語で生活が出来る日本人向けインフラが整った街です。
日本人街としての発展が注目を集めていますが、それはシラチャ発展のごく一部であり、現在では工業団地へ通勤するタイ人の中間層家族の移住が増えており、郊外にはタイ人中間層から富裕層向けの住宅団地開発ラッシュが起こっています。
これからはそのユニークなポジションからタイと日本が融合した、新たな変貌を遂げることでしょう。
日本語の看板も目立つ、シラチャの夕暮れ。
●パタヤの概要
パタヤはバンコクから約150キロ、車で約90分ほど南東へ走ったところにある、バンコクから一番近い国際的ビーチリゾートです。
住民登録をしていない地方からのタイ人移住者、短期、長期の流動的な外国人旅行者が多いので、正確な数はつかめていませんが、50〜60万人が暮らすタイで第2の都市です。
パタヤの発展、拡大のペースはとても速いもので、ここ数年で100万人都市になるといわれておりますね。
タイを紹介する雑誌、ガイドブック等には、タイの第2の都市はチェンマイ、コラートなどと書かれていたりしますので、意外だったのではないでしょうか?
バンコクからも近く日帰りも可能ですから、週末などは日帰り旅行者で賑わっています。
また意外と知られていませんが、パタヤにも国際空港があります。
ウタパオ空港(パタヤ国際空港)と言って、もしかするとバンコクの空港占拠事件の際、臨時で使用していた空港という事で記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんね。
パタヤ市内から約40kmの所にあり、ロシア、中国からのチャーター便も発着しており、観光客の増加に伴い拡張計画も進んでおりますので、今後ますます海外からの旅行者も集まってくる事が確実視されています。
また、これは余り知られていない事ですが、パタヤはシラチャと並んで、タイの自動車産業の中心地、『東洋のデトロイト』と呼ばれ、イースタンシーボード工業団地、アマタシティなど10を越える工業団地に近いため、今後、リゾートの街としてのみではなく、発展拡大を続ける工業団地を支えるエクゼクティブ達、そして中間管理職スタッフのベッドタウンとしての発展も期待されているのです。
バンコク、スワナプーム空港、シラチャ、パタヤの位置関係。
パタヤは一言で言うと、『国際色豊かでエキサイティングなビーチリゾート』です。
かといってお高くとまった一部の富裕層しか楽しめないリゾートではなく、それぞれの懐具合にあわせて、訪れる誰もが身の丈にあった贅沢を楽しむことが出来る、大変懐深いビーチリゾートなのです。
国際リゾートでありながら、生活物資が適正な価格で維持されていて、現地の人が無理なく過ごせる物価である事は世界的に見てもユニークで特筆すべき点だと思います。
一流の5星ホテルから、アットホームなバンガロー、モーテルまで幅広く揃っており誰もが自由気ままに滞在できる街です。
食事に関しても同様で、国際的な街を表すかの様に、世界中の料理をリーズナブルな価格で食する事ができます。
年間を通して温暖な気候で、美しいビーチではマリンスポーツやトローリング、スキューバダイビングを楽しみ、片や大自然いっぱいの周辺地域でゴルフ、乗馬、射撃、バンジージャンプ、ラフティング等、海と陸のスポーツを同時にリーズナブルに楽しむこともできます。
水族館や広大な植物公園、動物たちと直に接する事のできる動物園、テーマパークなど家族連れで楽しめる施設も豊富です。
広大な敷地に広がるノンヌットトロピカルガーデン。
もちろんナイトライフも充実しています。
世界に名高い歓楽街『ウォーキングストリート』をはじめ、美しさでその名をとどろかす『ニューハーフショー』などのエンターテイメント、旅行者と地元民がごっちゃになって毎晩盛り上がるディスコなど『動楽』の部分もあれば、5星ホテル最上階ピアノラウンジで最高の夜景と雰囲気の中、大切な方と静かに語り合う最上の時間、洗練されたタイ伝統文化の結晶であるタイダンスを見ながら高級タイ王宮料理に舌鼓を打つ、そんな『静楽』の面も持ち合わせています。
生活するという点においては、外国人旅行者、外国人居住者が多く、観光業がメインのパタヤはバンコク同様特別行政区となっており、市長を中心として独自の政策がとられています。
ツーリストポリスに外国人を採用したり、イミグレーションや交通局などでも英語堪能な職員が懇切丁寧に対応してくれる等、外国人に配慮した街づくりが行なわれていますから、何かとお世話になる事も多い行政関係の用事も比較的容易に手続きする事ができます。
病院、インターナショナルスクールなど外国人向けの生活インフラもしっかりしている事、この部分はタイの中でも一番と言っても過言ではないのではないかと思います。
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