タイでは、一般的にプレビルド物件と呼ばれる、物件の建設開始前から販売が開始され、完成までに物件価格20-30%程度を月割りで毎月支払っていく形の購入方法があります。
*完成までに払い込む金額のパーセンテージは物件によってかなり異なりますので、あくまでご参考としてお考え下さい。
*払い込みのパーセンテージは地域によって非常に異なり、こと外国人投資家の多いパタヤにおいては完成までに50%以上払い込む必要のある物件も多いです。
よって正確には物件ごとに個別にお問い合わせ下さい。
*外国人投資家の少ないシラチャでは、10-20%の頭金で済む物件が多く、こちらは非常にキャッシュフローが楽です。
完成までは約1〜3年の期間がかかるのが一般的です。
プレビルド物件の特徴として、建設中から物件の値段が上昇していき、最終的に当初の1.5倍-2倍となる事も珍しくありません。
私のイメージですが、プレセールは大体建設開始の1年-半年位前から行なわれ、先ず1,2割安い価格で売り出されます。
大手が売り出す、ロケーションの良い人気物件の場合は、数日から数週間で売り切れてしまう事もあります!
そのときにはまだモデルルームはおろか、セールスオフィスも、パンフレットすらない状態ということも珍しくないので、慣れていない方は大変驚かれると思います。
プレセールが終わるとデベロッパーは大体10%程度値上げをします。
その後、立派なパンフレットができて、セールスオフィスで販売を開始します。
この時期は売れ行きに応じて5%-10%の値上げがありますね。
それから数ヶ月後、モデルルームが完成する頃になると更に5-10%値上げがあります。
最初から購入している投資家にとってみれば、すでに30%値上がりしているということになりますね。
建設途中で物件の権利を転売する事もできますので、プリセール(売り出し直後)の底値で購入し、30%値上がりした所で転売し、小資金で大きなリターンを得ることも可能です。
中にはプレビルドで数件を購入し、完成前に転売(フリップ)する事で大きく利益を上げている投資家の方もいらっしゃいます。
もちろんそのまま完成まで待ち、所有する事が一般的です。
その後建設が進むごとに、小刻みに値上げは続いていき、完成の際には倍近く、ないしは倍以上ということも起こっているのです。
地価の値上がりが続き、経済成長、地域の発展が続いている国の勢いのある地域の特徴ですね。
タイでは歴史的に見ても土地の値段が下がっておらず、土地神話が健在です。
大洪水のあったアユタヤ、洪水で浸水したバンコクのチャオプラヤ川周辺の土地ですら、洪水後も価格が下がっていないといいます。
この傾向は2015年アセアン統合まではもちろん、それ以降も続いていきそうです。
*あくまで過去の実績に基づいた例であり、これからの値上がりをお約束するものではありませんので、投資される際にはご自分でよくよくご検討をなさってください。
手前がイオンモール、奥がThe Skyコンドです。
The Skyは建設前には売り切れ、建設が進むごとに価格が上がっています。
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