◯シラチャの物価について
シラチャもパタヤと同様、物価は低く抑えられています。
シラチャはパタヤと違ってリゾートではなく、東部工業団地のベッドタウンといった色が強いため、地味ではありますが、古くからの漁村だけに、新鮮な魚介類が安く食べられる、ユニークな土地柄です。
逆に日本人向けの居酒屋、レストラン、スナックなどは地元の物価から考えると少し高めの設定となっています。居酒屋つまみ一品60バーツ(180円)、定食190バーツ(570円)スナック セット料金5-600バーツ(1500-1800円)など。
しかしそれでも日本やその他外国の大都市の物価と比べるとかなり安いです。
シラチャの泣き所は、宿泊施設が少なく、施設のグレードと比較して、料金が割高なことです。
日本人駐在員御用達のサービスアパートやコンドミニアムなどはワンルームでも3万ー5万バーツ(9万―15万円)位するなど、バンコクよりも高くなっています。それはひとえに物件の供給が需要に追いついていないという事であり、このギャップがあるからこそ、シラチャ不動産投資が面白いとも言えます。
一方で一般タイ人向けのアパート、戸建て物件等は他の地域と比べて別段高いわけではありませんので、あくまで企業進出に伴い、日本人居住者が急激に増えた事への反動だと思われます。
狭いエリアに数千人の日本人が住むと言われており、この変化は10年前ほどから急に加速してきました。
東部工業団地開発が進み、工場で働くタイ人の所得も年々上がってきており、彼らの購買力が上がるに連れ、シラチャの物価も少しずつ上がってきているように感じますが、それでも生活必需品、屋台、大衆向けレストラン等の物価は抑えられております。その分、台頭してきた中間層向けサービスが多様化してきており、街中、周辺の開発も進んできていますので、ますますこれから楽しみです。
◯物価が程よく抑えられた誰もがステージに応じて楽しめる街パタヤ
ハワイと比べるのは野暮かもしれませんが、日本的感覚で国際的リゾートといいますと、最低2万円はするようなホテルに泊まり、日本とほとんど変わらないか、それ以上の料理を食べ、オプショナルツアーなどもかなりよい値段するため、買い物も十分にすることができず、心からリゾートを満喫できずに帰国してしまう、そんな経験はないでしょうか?
これは他のアジアのリゾートにおいても同様で、タイのプーケット、インドネシアのバリ島、フィリピンのセブ島などと比較しても、パタヤのコストパフォーマンス性は突出しています。
パタヤは『誰もがその人のステージに合わせて楽しめる街』、そう思うのです。
たとえばホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設。
ヒルトンなどの5星ホテルに泊まったなら、一泊2万円程度は覚悟しておかないとならないでしょうが、ここパタヤではそれこそ無数の選択肢があります。
一泊2000円程度で清潔で快適なホテルは沢山ありますし、ちょっと贅沢するとしても6,7千円出せば、それなりの中級ホテルが山ほどあるのです。
それは食事においても同様で、数十円の屋台料理から、数万円のコース料理まで、そのバリエーションは非常に多彩です。
数十円だからといって、不衛生だとか、味が悪いとかいうと、決してそうではなく、むしろ美味しいものも沢山あり、タイでは富裕層であっても、屋台の麺類などの料理を日常的に食べているのです。
交通費もしかりです。
運転手付き高級車を一日貸しきっても1万円もあればお釣りがきますし、バス等公共交通機関を使えば、数十円から数百円程度で便利に移動することができてしまいます。
スパ、マッサージ、オプショナルツアーなどに関しても実に幅広い選択肢があります。
ピンからキリまでという表現がぴったりなのですが、リーズナブルであっても決してクオリティが低くないところが、このパタヤの魅力だと思います。
したがって、思い切りゴルフを楽しみたいリタイヤした男性でしたら、住まいや食事は、ローカルアパートや食堂を利用することである程度節約し、ゴルフとマッサージといった趣味にお金を振り分けてエンジョイすることもできますし、お酒が好きで、繁華街でワイワイと楽しむのが好きな方でしたら、同様に遊びを中心に生活プランを立てることもできます。
もちろんお金に不自由のない方であっても、日本や欧米などでは億を超えるようなビーチフロントのコンドミニアムを3000万円程度で買って、住み込みで働いてくれるメイドを雇い、毎日ゴルフ、ジム、エステ、グルメを楽しみ、たまには本国へ帰ったり、近隣諸国へ小旅行などをしたとしても、その生活コストは本国で使う数分の一程度でしょう。
世界に稀に見る、物価が抑えられた懐の深いビーチリゾートです。
素晴らしい環境でリゾート生活も営めますが、それぞれの懐具合によってそれぞれの楽しみ方がある、それがパタヤの魅力です。
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